皮膚科で処方される荊芥連翹湯の効能とは?
新型コロナウイルスの影響で、マスクをして生活することが増えました。
その影響で、マスクと皮膚が擦れて刺激になり肌荒れを起こしたり、マスクの着脱によるお肌の湿度変化で乾燥が起きたりなど、今までにないくらいお肌が荒れている方もいらっしゃるようです。
その中で多くの方を悩ませるニキビ。私自身も今年に入ってから今まで以上にお肌が弱くなり、ニキビができやすくなりました。
今回は、私が皮膚科から処方された荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)について、どんな体質の人への漢方なのかと、その効果効能についてご紹介していきます。
同じニキビの治療でもたくさんの漢方がありますので、それぞれの漢方の特性を理解して、納得しながら体質改善しましょう!
漢方とは
漢方とは、自然界に存在する植物を用いた生薬を複数組み合わせて作った薬のこと。中国から日本へ伝来して、その後日本人が飲みやすいように独自の発展を遂げてきました。
漢方の特徴は、患者の体質によって処方する漢方を選ぶこと。個人の体質・体力・抵抗力・症状の現れ方によって処方される漢方の種類は変わります。
漢方は長期的に服用して体質を改善していくものです。
ニキビ治療で処方される荊芥連翹湯とは
ニキビ治療で処方される漢方の中で有名なものの一つに「荊芥連翹湯」があります。荊芥連翹湯は、黄ニキビなどの炎症の伴うニキビや赤ニキビに効果があります。
- 体の熱や腫れを引く
- 血液循環を良くする
などの効果があり、慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎・扁桃腺炎・ニキビ・湿疹などの治療に使われます。
荊芥連翹湯の用法
漢方は食前または、食事と食事の間の空腹時に水かぬるま湯で摂取します。漢方はもともと煎じ茶なので、できればお湯に溶かして飲みましょう。
漢方独特の匂いや味は?
匂いは特異で味は苦味を帯びていると薬の説明書きにはありましたが、私は若干甘めのスパイシーな香りでシナモンを3倍苦くしたような味(笑)と感じています。
飲み慣れるまではキツイと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば他の漢方よりも飲みやすいと思います。
荊芥連翹湯を飲み続けることでの効果は?
私はまだ1ヶ月しか飲んでいないので「かなり効果があった!」とは言えませんが、以前に比べるとニキビができる頻度が低くなったように感じます。
薬そのものの効果もあると思いますが、漢方を溶かしたお湯を1日3回飲む機会ができたことも肌荒れ改善に繋がっていると思います。
冷たい水は胃腸を疲れさせたり便秘を引き起こしたりしますが、温かい飲み物を飲むと胃腸の働きが穏やかになり、便通が良くなります。白湯を飲むことで、不要な代謝産物をデトックスする効果が高まり、結果としてそれがニキビや肌荒れの改善に繋がります。
まとめ
今回はニキビ治療で処方されることの多い荊芥連翹湯の効能についてご紹介しました。
コロナ禍で今までとは環境が変わりストレスを抱えている人が多いと思います。さらにこれから寒い季節と変わりますよね。
日常のちょっとした変化で肌荒れをしやすい方にとって、そもそも肌荒れを起こしづらい体質を作っていくとこが大切であると思います。
漢方は市販で買うよりも皮膚科で処方してもらう方が安く手に入りますので、この記事で漢方について興味を持ったら、お医者さんに相談しているとよいでしょう。