安定企業を辞めて月収13万。人間取り戻した話【体験談】
- 何となくこの会社にこのままいるのが不安
- 将来もここで働いている自分が想像できない
こんなモヤモヤを抱えて働いていませんか。
私も新卒で入った会社に勤めている時、同じような思いを抱えて日々過ごしていました。
そういったモヤモヤを抱えている人が一歩踏み出せるように、私の実体験を紹介します。
リゾバをゴリ押しするわけではありません。モヤモヤを捨てて別の生き方もあることを知ってもらえたら嬉しいです。
目次
私が4年勤めた安定企業
私は2012年に短大を卒業しました。
当時、今とまでは言わないものの就職難でしたので、手当たり次第求人に応募しまくってその中でやっと拾ってくれたのがその会社でした。
- 土日祝休み、お盆・年末年始は長期休暇あり
- 有給取得可能
- 昇給・ボーナス年2あり
- 仕事内容:事務
- 9:00〜18:00
今考えても最高の条件でした。
新卒入社時にはOJTの先輩が仕事を教えてくれ、すぐに現場に溶け込むことができました。
年に2回繁忙期がありますが、それ以外はむしろ暇すぎて午前中で終わる仕事しかない日もザラでした。
お局さんもいたけど、100%悪者ではなかったし、3%くらいのいいところを見て働いていたのでそんなに苦痛でもありませんでした。
なんとなく続けていて、なんとなく毎月安定したお給料をもらって、
「とりあえず3年」誰かの言葉を鵜呑みにして気がついたら4年が経っていました。
このままこの会社にいていいのが漠然とした不安に苛まれる
自分に後輩ができて仕事を教える立場になった時にふと、
「このままこの会社で私は管理職になりたいのだろうか」と疑問に思いました。
女性が多く活躍している会社だったので、先輩社員や女性管理職の方に直接お話を聞きに行ったりもしました。
- 気がついたら管理職になっていた
- やりたくて入った会社じゃないけど続けているうちにお客さんとの交流が楽しくなった
などたくさんの経験談を聞くことができました。
長く続けていくことで今の自分には見えないものが見えてくることもあるんだなと感じました。
いろんな人の話を聞いた上で、自分はどうしたいか考えました。人の経験談を聞いたところで自分の進路を決めるのは自分です。
わたしは何回考えてもこの会社で活躍していく自分の姿が思い描けませんでした。
冬のボーナスを貰ってから退職の意向を伝えました。
自分の未来が見えるようになったわけではない
自分の将来について考えた時に、この会社で将来自分が活躍している姿を想像できませんでした。
だけど、他の職場や他の仕事で自分が輝ける自信も特にありませんでした。
だけど「何かしてみたい」と心に思いを持ったまま何となく働くのは時間が勿体無いと思いました。
究極、明日死ぬかもしれない。明日死ぬかもしれないのに「なんとなく」働いていたくない。
理由はそれだけで十分でした。
明日死ぬなら、綺麗な景色を見てから死にたい。そうだ、沖縄に行こう
明日死ぬなら基準で仕事というより生き方の選択をした結果
「そうだ、沖縄に移住しよう」
「それも、できるだけ北海道から遠い、石垣島に」
そんなノリで石垣島への移住を決めました。
そして生活もあるので、リゾートバイトという形で石垣島に渡りました。
安定企業を辞めて月収13万。それでも毎日充実していた
新卒で勤めた企業では手取りで20万ほど毎月いただいていました。
当時は実家暮らしでしたし、出ていくお金もほとんどなかったのでお金は使いたい放題でした。
沖縄は時給がとっても安いのでリゾバでの毎月の収入は13万ほどに落ち込みました。
でも、おやすみのたびに綺麗な海を時間が忘れるほど眺めたり、石垣島周辺の離島を巡ったり。島のオジィと仲良くなってひたすら釣りをしたり。
そんな風に過ごす日々は、すごく刺激的なものでした。
灰色のデスクに座ってタイピングしている毎日で忘れかけていた、生きることの豊かさを思い出せました。
いままでは普通に生きることが素晴らしいことと思い込んでいましたが、
毎日笑顔で生きることの方が大切なんだなと環境を変えて初めて気がつきました。
世間一般で言う「普通」からはみ出さないことに集中して、自分から苦しくなっていたんだなと気が付きました。
行動するかしないかはあなた次第
よく「あの会社いい会社だったのに辞めて勿体無いね」と言われます。
振り返って見ても本当にいい環境だったと思います。
でもいい環境というかただラクなだけでした。
今働いていて自分の仕事に疑問を持っていたり、将来が見えなくなっている人は、思い切って仕事を変えてみるのも一つの手だと思います。
手取りが13万でも死にません。
ネットで「仕事 辞めたい」と検索して、「すぐ辞めるのはリスクが…」とどこかの誰かの言葉で一歩踏み出すのを恐れていませんか。
その人にとってそうであっただけで、あなたにとってそれが当てはまるかはわかりません。
明日死んでも、今日その会社で働いていたいか、自問したら答えが出てくるはずです。
他人の意見には左右されず、自分の意思を大切に納得の社会人生活を送りましょう。